太陽光発電・蓄電池の費用と補助金【2026年】国の資料の相場と、我が家の実測でわかった元の取り方
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太陽光発電と蓄電池の費用の相場を、国の資料(太陽光は新築で1kWあたり28.6万円、蓄電池は1kWhあたり本体12万円+工事2万円程度)で整理。太陽光だけの場合と蓄電池を足す場合で、元が取れるまでの年数を、我が家(太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh)の電気代12か月の実測で比べました。補助金の探し方もまとめます。
※本記事はプロモーション(広告)を含みます。
結論:太陽光は元が取れる側。蓄電池は「電気代だけ」なら取りにくい
太陽光と蓄電池の費用を、国の資料の相場で整理し、我が家の実測の効果で割り算すると、こうなりました。
| 費用の目安(国の資料) | 我が家の実測の効果 | 元が取れるまでの目安 | |
|---|---|---|---|
| 太陽光(我が家と同じ2.2kWの場合) | 約63万円 | 電気代が年約7万円減った | 我が家の条件で約9年(パワコン交換を入れると約15年。条件は本文) |
| 蓄電池(我が家と同じ6.5kWhの場合) | 約91万円 | 電気代が年約6千円減った | 電気代だけでは取れない(卒FIT後でも40年以上) |
※費用は、太陽光=新築で1kWあたり28.6万円、蓄電池=1kWhあたり本体12万円程度+工事費2万円程度(どちらも国の資料の平均的な水準)で計算した目安です。我が家は中古住宅に付いていた設備を引き継いだので、実際には自分で払っていません。
太陽光は、電気代の節約で元が取れる設備です。蓄電池は、電気代だけで元を取るのは難しい設備で、停電への備えや卒FIT後の使い道など、お金以外の理由も含めて考えるものだと思っています。
補助金は、国・都道府県・市区町村がそれぞれ出している場合があり、使えれば負担は下がります。ただし、金額や条件は年度と住んでいる地域で大きく変わるので、「必ずいくら下がる」とは言えません。
自分の家の条件で、費用を確かめたい方へ
この記事の金額は国の資料の平均です。実際の費用は、屋根の形や大きさ、設置する容量、住んでいる地域の補助金で変わります。自分の家でいくらになるかは、見積もりを取らないと分かりません。無料で相談・比較できる先を、関東の方向け・全国の方向けに分けて記事の後半にまとめています。
無料の相談先を見る ▼費用の相場(国の資料より)
太陽光
国の調達価格等算定委員会の資料(2024年12月)では、2024年に設置した住宅用太陽光(新築)の費用は、平均で1kWあたり28.6万円でした。前の年より少し上がっています。内訳は、パネルが約47%、工事費が約29%です。
| 太陽光の大きさ | 費用の目安(28.6万円/kWで計算) |
|---|---|
| 2.2kW(我が家と同じ) | 約63万円 |
| 4kW | 約114万円 |
| 5kW | 約143万円 |
※新築の家の平均です。すでに建っている家に後から付ける場合は、屋根の状態や足場などで条件が変わります。
蓄電池
国の定置用蓄電システムの検討会の資料(2024年11月)では、家庭用蓄電池の価格は本体が1kWhあたり12万円程度、工事費が1kWhあたり2万円程度が標準的な水準とされています。
| 蓄電池の容量 | 費用の目安(14万円/kWhで計算) |
|---|---|
| 6.5kWh(我が家と同じ) | 約91万円 |
| 10kWh | 約140万円 |
実際の価格は、機種(特定負荷か全負荷か、ハイブリッド型か)や工事の内容で変わります。見積もりを比べるときは、1kWhあたりいくらかに直すと比べやすくなります。
太陽光だけの場合と、蓄電池を足す場合を比べる
太陽光だけ:電気代の節約で元が取れる
我が家の太陽光(2.2kW)は、電気代12か月の実額とHEMSの記録から計算すると、電気代を年約7万円減らしています。
同じ2.2kWを今の相場で付けたとすると、次の条件なら約9年で元が取れる計算です。
| 試算の条件 | この記事で使った値 |
|---|---|
| 設置費 | 約63万円(新築の平均28.6万円/kW × 2.2kW。後付けは高くなることがある) |
| 発電量 | 我が家の実測(年約2,750kWh・栃木・2.2kW) |
| 電気代の単価 | 我が家の実際の請求額から約33円/kWh(ドコモでんき Basic) |
| 売電単価 | 19円/kWh(2021年度のFIT) |
| 補助金 | なし(使えれば年数は短くなる) |
| 維持費 | 入れていない(下のパワコン交換は別に計算) |
発電量・電気代の単価・売電単価・設置費のどれかが違えば、年数は変わります。たとえば発電の多い地域や、電気をたくさん昼に使う家なら短く、設置費が高い・発電が少ない家なら長くなります。「どの家でも約9年」ではない点に注意してください。ただ、途中でパワコンの交換(国の資料で相場42.3万円程度)が一度は来るので、それも入れると約15年です。パネルは25年以上使えるので、それでも元は取れる側です。パワコンの交換時期と保証については パワコンの交換費用はいくら? にまとめています。
蓄電池を足す:電気代だけでは元が取れない
我が家の蓄電池(6.5kWh)が減らした電気代は、年約6千円でした。約91万円の蓄電池を、年6千円で割ると150年かかります。
効果が小さい理由は2つです。
- 蓄電池は、ためて出すまでに電気の2割ほどを失う(我が家の5年分の記録で、出せた量は充電した量の77%)
- FIT中は売電単価が高く(我が家は19円)、売るのと、ためて使うのとの差が小さい
卒FIT後に売電単価が8.5円(東京電力の例)まで下がると、効果は年約1.9万円に増えます。それでも、91万円を回収するには40年以上かかります。詳しくは 太陽光と蓄電池の効果を分けて計算した記事 と 卒FIT後の蓄電池の後付けは得? で計算しています。
| 太陽光だけ | 太陽光+蓄電池 | |
|---|---|---|
| 電気代の節約 | 大きい(我が家は年約7万円) | 太陽光の分に、年約6千円が上乗せ |
| 停電への備え | 晴れた昼に限られる | 夜も使える(特定負荷なら決まった回路だけ) |
| 元が取れるか(電気代だけで) | 取れる | 蓄電池の分は取りにくい |
| 向いている人 | まず電気代を下げたい人 | 停電に備えたい人、卒FIT後に売電単価が大きく下がる人 |
てつや(アラフォーリーマン)
「太陽光と蓄電池はセットで」と言われがちだけど、うちの数字だと、お金の面で効いているのはほぼ太陽光だった。蓄電池は、停電の備えにいくら払うか、で考えている。
補助金の探し方
太陽光・蓄電池の補助金は、国・都道府県・市区町村がそれぞれ出している場合があります。名前・金額・受付期間は毎年変わり、予算がなくなると締め切られることもあります。
| 出しているところ | 探し方 |
|---|---|
| 国 | 経済産業省・環境省の、その年度の住宅の省エネや蓄電池の補助事業を確認する |
| 都道府県 | 「(都道府県名) 蓄電池 補助金」で、県の公式サイトを探す(例:東京都はクール・ネット東京) |
| 市区町村 | 市役所の環境・エネルギーの担当課のページを見る |
気をつけたいのは次の3つです。
- 申し込みは、工事の契約や着工の前が条件になっていることが多い。契約してからでは使えない場合がある
- 国と自治体の補助金を一緒に使えるかどうかは、制度ごとに違う
- 業者の見積もりには、補助金を使う前と後の金額を両方書いてもらう
補助金を使えば負担は下がりますが、上の「元が取れるまでの目安」は、補助金なしでも判断できるようにしておくと安心です。補助金ありきで決めると、条件が合わなかったときに計画が崩れます。
見積もりを比べるなら
同じ設備でも、業者によって価格や工事の内容が変わります。1社だけで決めずに、複数の見積もりで「1kWあたり(1kWhあたり)いくらか」「保証の年数」「補助金の案内」を比べるのがおすすめです。
☀️ 太陽光・蓄電池を相談するなら(無料)
我が家は中古住宅に付いていた設備を引き継いだので、見積もりは取っていません。ここからは、これから検討する方向けの相談先です。
関東で直接相談する(東京ガス)
関東1都6県の持ち家戸建ての方:相談・見積もりは無料。蓄電池だけの相談や、補助金の申請サポートもあります。 「まだ導入するか決まっていない状態でも相談してよい」と公式サイトに書かれています。相談=契約ではないので、まず自分の家の条件で話を聞いておく、という使い方で大丈夫です。
無料で相談する ▶太陽光の見積もりを比べる(タイナビ)
太陽光の見積もりを複数社で比べたい方:全国対応。無料で最大5社の見積もりを比べられます。 見積もり=契約ではありません。僕なら1社だけで決めず、まず自分の家でいくらになるかの比較材料を持ちます。しつこい営業をした業者には、運営が警告・掲載解除をする仕組み(ペナルティ制度)があります。
太陽光の見積もりを比較する ▶蓄電池の見積もりを比べる(タイナビ蓄電池)
蓄電池の見積もりを複数社で比べたい方:全国対応。無料で複数の業者の見積もりを比べられます。 見積もり=契約ではありません。僕なら1社だけで決めず、まず自分の家でいくらになるかの比較材料を持ちます。しつこい営業をした業者には、運営が警告・掲載解除をする仕組み(ペナルティ制度)があります。
蓄電池の見積もりを比較する ▶※2026年9月26日時点の情報です。新しいキャンペーンなどは、リンク先で確認してください。東京ガスの対象は東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬の持ち家戸建て(1981年以降に着工・島しょ部を除く)で、設置できるかは相談で確認されます。導入には機器代と工事費がかかります。電気代がどれだけ下がるかは、設備の容量や電気の使い方によって家ごとに違います。補助金は、条件を満たした場合に受け取れるものです。
よくある質問
Q. 太陽光の設置費用の相場はいくらですか?
A. 国の調達価格等算定委員会の資料では、2024年に設置した住宅用太陽光(新築)の平均は1kWあたり28.6万円でした。4kWなら約114万円、5kWなら約143万円が目安です。
Q. 蓄電池の費用の相場はいくらですか?
A. 国の検討会の資料では、家庭用蓄電池は本体が1kWhあたり12万円程度、工事費が1kWhあたり2万円程度とされています。6.5kWhなら約91万円、10kWhなら約140万円が目安です。
Q. 太陽光と蓄電池は、セットで付けたほうがいいですか?
A. 電気代の節約だけで考えるなら、我が家の実測では効果の大半は太陽光(年約7万円)で、蓄電池は年約6千円でした。停電に備えたい、卒FIT後に売電単価が大きく下がる、といった理由があるときに蓄電池を検討するのがおすすめです。
Q. 補助金はいくらもらえますか?
A. 年度と住んでいる地域で大きく変わるので、一律には言えません。国・都道府県・市区町村の公式サイトで、その年度の制度を確認してください。申し込みが工事の契約や着工の前に必要な制度が多いので、見積もりの段階で業者に確認するのが確実です。
まとめ
- 費用の目安(国の資料):太陽光は新築で1kWあたり28.6万円、蓄電池は1kWhあたり本体12万円+工事2万円程度
- 我が家の実測では、太陽光は年約7万円の節約で元が取れる側、蓄電池は年約6千円で電気代だけでは元が取りにくい
- 蓄電池は、停電への備えや卒FIT後の使い道など、お金以外の理由も含めて考える
- 補助金は年度と地域で変わる。契約・着工の前に申し込みが必要なことが多い
- 見積もりは複数社で、1kWあたり(1kWhあたり)の価格・保証・補助金の案内を比べる
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本記事の費用の相場は、調達価格等算定委員会「太陽光発電について」(資源エネルギー庁・2024年12月)と、定置用蓄電システム普及拡大検討会「家庭用及び業務・産業用蓄電システムに関する課題整理」(2024年11月)にもとづく目安です。効果は、我が家(栃木・4人家族・長州産業 太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh)の電気代12か月の実額とHEMSの記録から計算しています。実際の費用・補助金・効果は、設備・地域・年度・電気の使い方によって変わります。

この記事を書いた人:てつや40歳会社員・妻と子ども2人
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